肉球ふみふみ

WEB and DTP Designing Producer's Diary / LOVE: Camera/DJ/Cat/Car/Jazz/SCOTLAND/

カメラ熱

学生のとき、博物館実習の講義でカメラの実習というものがありました。
博物館学芸員たるもの、資料の撮影についても基礎知識がないとダメだということでしたが、当時はまだデシカメは出周り始めた頃で今ほどの高画質ではなく、まだまだフィルムカメラが主流。実習はフィルムカメラを使ったものでした。
しかも教官の指示はマニュアルフォーカス。

そのときに人生で初めて手にしたマニュアルカメラが、新宿の中古ショップで買ってきたMInoltaのXG-Eでした。
確か15,000円だったと思います。
写真は高校生の頃から親のコンパクトフィルムカメラで撮っていましたが、マニュアルカメラは初めてです。
クラスメイトはみな新しいカメラを持参していて、中には何十万円もする最新の高級機を持ってる人もいました。
慣れないカメラに苦労しながらピントを合わせ、資料を撮ることを学びました。

あれから20年。
デザインの仕事で多少使うこともあり、入門機レベルですがいくつかのカメラを使ってきました。
最初の2機はフィルムカメラでしたが、そこからデジカメに移行し、今はミラーレス一眼をメインで使用しています。
ただ、カメラは高価なこともあって、これまでは標準キットに付属のズームレンズを使うに留まっていました。
もちろんそれでも充分に綺麗なものが撮れるのですが、このところ欲張りになってしまったのか、もっと良い画質の写真を撮りたくなりました。

実は4月に初めてのスコットランドへ旅行したのですが、その時もたくさんの写真を標準ズームレンズで撮りました。
良い写真も沢山撮れたのですが、自分が思い描くような写真が撮れないことも多く、画質にも表現力にも標準ズームレンズの限界を感じていました。

せっかく景色の素晴らしいスコットランドへはるばる行ってきたのに、思うような写真が撮れなかったという悔やむ気持ちがありました。
今度はもっと綺麗に撮りたい。
私は写真を生業とするプロではないけれども、だけど少しでも自分の納得のいく写真が撮りたい…

今月末の再びのスコットランドへの出発の前に、その思いはどんどん強くなりました。
私が求めるものはどういう写真で、それにはどんなレンズを選べば良いのか。
口コミやブログなどを沢山調べ、考えに考え、そして単焦点レンズを購入しました。

SONY SEL24F18Z
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カールツァイス。贅沢ですね!
素人腕前の私には分不相応なレンズですが、どうしても欲しくて買いました。
果たして私に使いこなせるのでしょうか。


そして、55mm-210mm望遠レンズ
こちらは中古ですが程度の良いものに恵まれました。

SONY SEL55210
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惜しくない買い物だったと思います。
これで今月末からのスコットランドがますます楽しみになってきました。
なんだかここに来て再燃したカメラ熱に自分でも驚いています。
素敵な写真が撮れるといいな。
しばらくはこのレンズ達で楽しんで見ようと思います。

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